アーティストを語ろう・4「BUMP OF CHICKEN」その一
2005年11月18日 音楽
BUMPは名盤とかベストとか選べない。何時だってベストな曲を出してくるし、どれだって名盤になる。
過去の「FLAME VEIN」から新曲「supernova」聴いてみると、不思議と今も昔も代わらないような気がする。音楽的には勿論成長してるだろうし、現在と過去の彼等を取り巻く環境も全然違う筈だ。それでもBUMPの曲はいつも同じような温かさを届けてくれる。
私は技術的な部分での音楽は語れないが、BUMPは昔からの音楽性を貫いて続けているように感じる。「変革」をしないバンドだと。
色んなアーティストのCDを聴いてきたが、多くのアーティストが長い活動歴の中でちょっとづつ始めた頃とは音楽だとかイメージだとかが変わっている。色んなことを試している挑戦的なバンドも居れば、状況の流れに変化してジャンルが全く変わってしまったバンド、それまでのイメージを一掃しようとしたバンド。流れはバンドによって色々だが、それが故に「このアルバムが名盤」「インディーズの頃が良かった」「○○系から足抜けしたからもう聴かない」「メンバーが変わって音が変わった」とかバンドの歴史の中で「仕切り」ができてしまう。
そりゃ、BUMPが昔と違うとか、インディーの頃が良かったと言う人は多いだろう。
因みに私がBUMPを知ったのは時期的に「天体観測」である。オリコンの上位に登場し、現在の爆発的な人気を集めるキッカケとなったあの曲だ。その為BUMPのファンの中で「天体観測以降のファン」と言った「仕切り」ができていた。つまり自分はその「天体観測以降」になってしまうのだが、別に古くから知っていなくてもどの曲も同じように捉える事が出来る。そして今もどの時代の曲でも同じように聴く事が出来るのだ。
もとより、BUMPはそういった技術的な部分に重点を置いて聴くバンドとはちょっと違う気がする。
もっと人間的な弱い部分も強い部分も全て認める事で「自分」と云うものを大切にしている。生きていく上で直面する「孤独」や「悲しみ」を歌い、それらに立ち向かう「自分」を大事にする。それをロックと言う表現方法で示しているんじゃないだろうか。
「孤独」や「別れ」と言ったものを自分に投影してこのバンドの良さを語るつもりはない。その「悲しみ」という感情と向き合って、その先にある再会と言う「希望」をもたらしてくれる。そんな暗闇の中で迷っている時に差し伸べられる暖かい手のようなものだと私は思う
過去の「FLAME VEIN」から新曲「supernova」聴いてみると、不思議と今も昔も代わらないような気がする。音楽的には勿論成長してるだろうし、現在と過去の彼等を取り巻く環境も全然違う筈だ。それでもBUMPの曲はいつも同じような温かさを届けてくれる。
私は技術的な部分での音楽は語れないが、BUMPは昔からの音楽性を貫いて続けているように感じる。「変革」をしないバンドだと。
色んなアーティストのCDを聴いてきたが、多くのアーティストが長い活動歴の中でちょっとづつ始めた頃とは音楽だとかイメージだとかが変わっている。色んなことを試している挑戦的なバンドも居れば、状況の流れに変化してジャンルが全く変わってしまったバンド、それまでのイメージを一掃しようとしたバンド。流れはバンドによって色々だが、それが故に「このアルバムが名盤」「インディーズの頃が良かった」「○○系から足抜けしたからもう聴かない」「メンバーが変わって音が変わった」とかバンドの歴史の中で「仕切り」ができてしまう。
そりゃ、BUMPが昔と違うとか、インディーの頃が良かったと言う人は多いだろう。
因みに私がBUMPを知ったのは時期的に「天体観測」である。オリコンの上位に登場し、現在の爆発的な人気を集めるキッカケとなったあの曲だ。その為BUMPのファンの中で「天体観測以降のファン」と言った「仕切り」ができていた。つまり自分はその「天体観測以降」になってしまうのだが、別に古くから知っていなくてもどの曲も同じように捉える事が出来る。そして今もどの時代の曲でも同じように聴く事が出来るのだ。
もとより、BUMPはそういった技術的な部分に重点を置いて聴くバンドとはちょっと違う気がする。
もっと人間的な弱い部分も強い部分も全て認める事で「自分」と云うものを大切にしている。生きていく上で直面する「孤独」や「悲しみ」を歌い、それらに立ち向かう「自分」を大事にする。それをロックと言う表現方法で示しているんじゃないだろうか。
「孤独」や「別れ」と言ったものを自分に投影してこのバンドの良さを語るつもりはない。その「悲しみ」という感情と向き合って、その先にある再会と言う「希望」をもたらしてくれる。そんな暗闇の中で迷っている時に差し伸べられる暖かい手のようなものだと私は思う
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